お菓子大好き管理栄養士の痩せ体質をつくるブログ

『楽しい』『持続可能』な食生活で心身共に健康に

知らなきゃ損!ジャパニーズスーパーフードと言われる身近な食材

こちらの記事は、一般社団法人日本スーパーフード協会や国立健康・栄養研究所などの情報をもとに発信いたします。

 

 

◯●スーパーフードとは●◯

アメリカ生まれのスーパーフードは、2010年代半ば頃に日本で流行り始めました。その火付け役は、ココナッツオイルをはじめ、アサイー・キヌア・チアシードなどです。値段は少々お高めであり、アメリカのセレブや、意識高い系のOLが食べていたイメージですが(私だけ?)、スーパーフードの仲間には私たちにも馴染み深い日本の食材もたくさんあります。

f:id:coco10101:20210805213941j:image


スーパーフードとはそもそも何なのかを紹介します。

---------------------
【定義】

・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。

・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

---------------------


中でも、ジャパニーズスーパーフードとして認められている、日本の食材がたくさんあります。定義は、以下の通り!

---------------------
【定義】
・日本の食文化において、日本人の健康と幸福に寄与してきたと評価される、伝統自然食品や伝統的製造法を有する国産の食品。

・日本の伝統食を再構築し、新しいカタチ、新しい食し方で国内外に普及する活動をしていくことを目的とした、日本発・日本独自のスーパーフード。

---------------------

それでは、ジャパニーズスーパーフードとして認められている食材をいくつか紹介します。

 

 

◯●ジャパニーズスーパーフード●◯

■大豆

骨粗鬆症の予防や更年期障害を軽減する」「脂質代謝の改善などに有効である」などと言われている大豆イソフラボンが豊富に含まれており、更年期の血管障害、骨粗鬆症に対して有効性が示唆されています。

その他、大豆オリゴ糖は「ビフィズス菌を増やし、腸の健康に役立ち、便通改善作用がある」と言われています。

さらに、大豆脂質に含まれているリノール酸動脈硬化血栓を防ぎ、LDLコレステロールを減らすなどの効果が期待されています。

脂質代謝に欠かせないビタミンB2も多く含んでいることも嬉しいポイントです。


★大豆を簡単に取り入れるコツ★

蒸し大豆は約100円で野菜コーナーなどで売られています。サラダのトッピングやひじきの煮物、野菜のトマト煮、味噌汁などに入れたりと活用幅は広いです!

f:id:coco10101:20210805214337j:image

 

■納豆

大豆にはない納豆特有の成分がナットウキナーゼという酵素です。俗に「免疫力を高める」「血液をサラサラにする」などと言われていますが、まだまだ研究途中です。

ほかにも納豆菌が作り出す有効成分に、カルシウムの吸収に関与するビタミンK2があります。「骨タンパク質の働きを高める」保健用途の表示ができる特定保健用食品の関与成分として認められています。

 

■玄米

玄米に含まれるγ-オリザノールは、「コレステロールを下げる」「アレルギーによい」「美容によい」などと言われ、血中脂質の低下に有効性が示唆されています。

 

■のり

海苔オリゴペプチド  は「血圧の高い方に適する」保健用途を表示できる特定保健用食品の関与成分として認められています。

また、「活性酸素を消去する」「がんを予防する」「LDLコレステロール低下させる」などと言われており、骨髄性プロトポルフィリン症や夜盲症に対して有効性が示唆されているカロテンを豊富に含んでいます。

 

■ひじき

ヒジキなどの海藻類は、「ミネラルの宝庫」といわれ、カルシウム、リン、亜鉛、ヨードなどを多く含んでいます。海藻由来の低分子化アルギン酸ナトリウムは、「コレステロールが高めの方に適する」保健用途を表示できる特定保健用食品の関与成分として認められています。

 

■そば

そばに含まれるルチンは、俗に「高血圧を予防する」「毛細血管を強化する」などと言われておりますが、またまだ研究途中です。

優良なアミノ酸を豊富に含んでいます。

 


そのほか、多数の食材がジャパニーズスーパーフードとして認められています。

穀類では、黒米、大麦、はと麦などがあります。

その他、味噌、麹、酒粕、昆布、れんこん、らっきょう、もずく、枝豆…などなど多数。

どれもこれもスーパーで手軽に手に入る食材ばかりです。ぜひ、日本が誇る素晴らしい食材を上手に取り入れていきましょう!

f:id:coco10101:20210805215108j:image

 

※どんな食材でも、「これだけ食べていれば健康!」というものはなく、また「栄養価が高いからたくさんとろう」とすると過剰摂取になり体に悪影響を及ぼしかねません。

「それだけ食べ」「とりすぎ」「服薬中の方は、薬との相性(医師の指示)」に気をつけつつ、色々な食材をローテーションして日々の食事に取り入れてください🍽